「夜動く」イメージビデオ
2009 初号発表
アルバム「for Butoh Vol,1」所収の楽曲「夜動く」の、舟沢自身の手によるイメージ・ビデオです。
光過敏性発作の恐れのある方は視聴をお控え下さい。
Youtube、Myspaceなどあちこちにアップロードしてありますが、
ここではYoutubeeの動画を貼り付けておきます。
==経緯==
●まず、「呂師(ろし)」という、舞踏の世界では、舞踏家としてよりはむしろ舞台美術/舞台監督として活躍している人物がおります。
●彼は数年前「自分でソロを踊りたい」と思い立たれ、公演を行いました。音楽は友人である、舟沢に発注されました。
この曲に関しての彼の監修は、舞踏としては異例なほど厳しいものでありました。舟沢の他の楽曲と作風が違って聴こえるかもしれませんが、それは以上の理由によるものです。
●監修が厳しかったにも関わらず、作曲者としては、かなり明確に「舞踏の映像」を思い浮かべながらこの曲を作り上げました。
●実際に公演を見てみると、私が脳裏にいだいていた映像とはかなり違う踊りでありました。
●数年経ってもなお、その「舞踏映像」は脳裏から去りませんでした。
悩んだ末、ヴィデオを作る機会を得た際に、その脳裏の映像を具現化する決意を固めました。
●舟沢の「脳裏の舞踏」を踊っていただくにあたり、もっとも近い身体や動きをお持ちの友人、「点滅(てんめつ。元:赤色彗星館)」氏にお願いすることにしました。そして、呂師氏に、自分にはあの曲について別の踊りというか、踊りの映像のようなものが脳裏にあって、それを映像化したいと思っていること、それを点滅氏に頼むことを告げました。怒られるかと思ったのですが、彼は「じゃ、俺がセットする。」と言い、スタジオ予約や照明など、スタッフとして大々的に関わってくれました。
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以上のような経緯で、
→まず、舞踏家のイメージに可能な限り寄り添って音楽を作る
→その音楽に、音楽家が元の舞踏家のそれとは別の舞踏イメージをいだく
→その舞踏イメージを、音楽家のイメージに寄り添うように別の舞踏家に踊っていただく
→それをさらに編集して、ミュージックビデオとして完成させる
という入り組んだ経緯の映像作品が出来上った次第でございます。
後にDVD「夜の彼岸」に収録されました。
2009:2/22、Youtube等、各動画サイトに初号upload
2012:2/1、貼り付けをYoutubeに変更