気候が変わる 風土が変わる
亀裂の向こう側を 見つめる
(2021:7/16、トップページから削除)
今でもない ここでもない どこかで
私が 青く 燃えている
(2019:10/28、トップページから削除)
情熱すら及ばぬ 深い領域で
それは ただ 成し遂げられる
(2017:7/15、トップページから削除)
あらゆる情熱は 尽きる
あらゆる共感は 果てる
あらゆる人生は 終わる
そこからが 本当の 生
(2015:12/8、トップページから削除)
畜生 来やがれ 真っ黒な 未来
(2015:5/7、トップページから削除)
渦の外 あるいは 上空の渦
その状況下で 残しうる音楽
(2014:11/15、トップページから削除)
地中深くに 唐突に在る 僅かな 空洞のように
ここで 誰かが 呼吸できれば いいのだけれど
(2010:8/29、トップページから削除)
喉と胸から とめどなく 真っ黒い涙
だから静かに しています
(2010:3/8、トップページから削除)
外界が 牙を剥く
此の世の外に 突き落とされる
その底に 音の源泉
(2009:8/13、トップページから削除)
何もない夜空
指差している
(2008:3/14、トップページから削除)
光の神殿 沈み行く廃墟
希望の
地下牢
(2007:12/18、トップページから削除)
死ぬ事と 死なない事に 耐えながら
(2007:6/13、トップページから削除)
霧の中で思考が立ち尽くす
やがて 行動が先に 原因が後に
(2007:3/27、トップページから削除)
真っ黒な 新しい 太陽の下で
暖かい 黄金の 陽射しの中で
まっすぐ 倒れず 歩いてゆくために
(2006:7/18、トップページから削除)
失われたくらやみのために
まだ そのくらやみにいる人のために
(2006:1/24、トップページから削除)
新しい壁が世界を仕切る
シャッターが閉じる前に
つたえ残しを減らせたら
(2005:8/9、トップページから削除)
まだ 生き足りない
まだ 死に足りない
(2005:5/17、トップページから削除)
繭の中で 蛹は苦しむ
(2004:9/1、トップページから削除)
新たに 昼を 昼のままに
新たに 夜を 夜のままに
(2004:7/20、トップページから削除)
今、ここであるということ。
今以外、ここ以外であるということ。
(2004:6/30、トップページから削除)
痛む陽光 捩じれた樹木
疲れた電線 見下ろす鴉
(2004:4/27、トップページから削除)
果てしなく 狭い未来に 放り出された
一人ぼっちの 私(達)のために
(2004:3/3、トップページから削除)
永く光を失っていた人間に訪れる 外からの光 内からの光
永く闇を失っていた人間に訪れる 外からの闇 内からの闇
(2003:7/15、トップページから削除)
願わくば 不可避の 破壊が
いくばくかの 祝福でも あらん事を
(2002:12/4、トップページから削除)
境界が崩れ去る事によって、孤独は深まっていく。
自我が崩壊していく事によって、自我はより孤独になってゆく。
(2002:3/5、トップページから削除)
我 我に過ぎず
我ならざるもの凡て 又 我に過ぎぬなら
我 我と 我ならざるもの凡て
呪わん そして 償わん
(2000:8/30、トップページから削除)
何も見えない 深く眩しい 朝霧の中、
私は 一歩を踏み出すべきかもしれないし、そうではないのかもしれない。
それは、何か不幸な前触れかもしれないし、そうではないのかもしれないのだ。
(1999:11/30、トップページから削除)
何かが為されなければばならない
しかし 何が為されるべきか
注意深く隠され続けている
(1999:5/25、トップページから削除)
再統合
痩せた女が 息をする
再統合
苛立つ男は 何処へ行く
(1999:1/12、トップページから削除)
カインはなぜアベルを殺したのだろう。
殺すべきは、神ではなかったか。
(1998:8/25、トップページから削除)
内面ではなく 外面ではなく
真夏の夜に自らを 黒い球体と感じるだけの
静かな自由と 救済を
(1998:6/16、トップページから削除)
テレビは 止まる 連絡は 途絶える そして 見えない 太陽が
やって来る
(1998:3/3、トップページから削除)
全ての海は懐かしい
全ての水は懐かしい
水を孕んだ ぬるい風すら
懐かしい
(1998:2/17トップページから削除)
ああ、私が、或いは貴方が、殺される側に立つ、という事、それだけで、
全ての人々は、実は、死ぬべきなのだ、という事の、
証明になってしまうのだ。
.....私たちは.....
(1998:1/20、トップページから削除)
目にも見えない遥かな星より、遠い処に他者はいる。
だから、目の前にいる人と本当に出会うことができたら、それだけで一つの秘跡なのだ。
(1997:12/9、トップページから削除)